年収だけじゃない、医師が転職先を選ぶ時に考えるべきこととは?

年収だけじゃない、医師が転職先を選ぶ時に考えるべきこととは?

転職が前向きに捉えられるようになっている昨今、医師に関しても同じ医療機関に継続して勤務するのはなく、自らの希望やライフスタイルにあわせて職場を変える働き方をする方が増えています。中には、スキルアップのために、様々な医療機関に勤める方もいるそうです。

内科と外科で大きく違う条件

医師の給与や待遇などが大きく分かれる基準の1つに診療科があります。診療科には様々な科目がありますが、「内科」と「外科」の違いを見てみましょう。

外科は内科よりも年収が高いと言われがちですが、実は年収だけでいえば大きな違いはありません。ただし、診療科によって金額が大きく変わることは事実です。そのため、より良い待遇を希望して転職をする方は、診療科に注目しましょう。

外科であれば、保険が効かない自由診療の「美容外科」が、もっとも年収が高いと言われています。しかし、他の外科に分類される診療科は内科に分類される診療科と相違ありません。ちなみに、内科の中で近年ニーズが高まっているのが、細分化した診察ではなく患者の状態を総合的に見て判断し、適切な専門科へと案内する「総合診療科」です。今後、待遇が良くなる可能性があります。

ワークスタイルも考えましょう

近年、働き方に関して、必ずしも待遇だけから選ぶ方ばかりではなくなっています。とりわけ医師に関しては、待遇よりもワークスタイルを重視する方が増えています。

ワークスタイルを重視する方に多いのは、常勤医師として仕事をするのではなく、非常勤医師として仕事をすることを希望することです。一般的に、非常勤医師は1週間の勤務時間が32時間未満と言われています。常勤医師ほど時間を拘束されないため、プライベートも大切にしたい方が非常勤医師を選ぶようになっています。

また、スキルアップをするために、常勤医師として働く傍ら、別の医療機関で非常勤医師として働き、様々な症例を経験する方も増えています。転職先の選び方は人それぞれ、様々な基準があります。待遇よりも、まずは自分がどのような働き方をしたいかをしっかり考える必要があります。

転職先探しはどこでする?

どのような勤務形態、または診療科に転職するにしても、まずは募集を探さなければなりません。都道府県だけではなく、市町村の違いによってもニーズに大きな差がある医師は、希望する働き方によって転職先として適した地域にもちがいがあります。転職先を探す時は、地域ごとの職探しに長けた媒体を利用することをおすすめします。

診察をする様子

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