需要の高い保育士の職場や求人情報のいま

人口の多い都会において、保育園に入れない子どもを指す「待機児童」の問題が社会問題になりました。これを受けて、国は相対的に需要が低くなった幼稚園の施設を有効活用できる、幼保一体型施設である「こども園」の設置を推進するなど、保育業界には現在、変革期ともいえる状態です。

このような状況で混乱するのは、子どもを預ける保護者たちだけではありません。現場の保育士や職員たちも、変化していく状況に合わせ、適切な対応を取っていく必要があります。

保育園で勤務する場合には、保育士資格が必須です。子ども園で勤務する場合も、必須ではありませんが、資格所有者であり、なおかつ実務経験があれば歓迎される人材でしょう。

少子化の世の中でありながら、保育士は慢性的に人手が足りていないと言われています。保育士資格保有者そのものは多いものの、体力面や給与などの待遇面を理由に離職率が高く、保育士資格を持っているものの保育園では勤務していないという人が多いことも、保育士不足の一因です。

現在需要が高まっている保育士。保育業界専門の求人情報も多くあり、保育系の学校の現役生や卒業者であれば、そのツテで職場を探すこともあるでしょう。他にもハローワークの求人や、園が直接掲示している求人情報など、世の中には非常に多くの求人情報が溢れています。

では、どの媒体を使えば、保育士の離職の原因のひとつである、給与等の勤務条件の不満が少ない職場を見つけることができるのか、気になっている方もいるのではありませんか?

求人情報を探すなら?

現在保育士として働いている人だけではなく、新卒で保育士の仕事を探している人、ブランクがあるものの、保育士として復帰したい人、その全ての人におすすめしたいのが、保育業界に特化した求人情報サイトを利用することです。

特化型の求人サイトでは、保育士の求人情報をはじめとし、幼稚園教諭や学童保育などの求人情報を閲覧することができます。東京都や大阪府など、大都市だけではなく地方の求人情報も多く掲載されています。他にも、仕事探しで気を付けたいアドバイスを掲載したコラムも掲載されているため、保育業界への就職・転職をお考えの方は一度目を通すと良いでしょう。

なぜ特定業界に特化した求人情報サイトをおすすめするのかというと、情報サイトを利用するには、少なからず掲載料などで経費がかかるためです。どの業界でも、人材確保のためにコストをかけられる企業は、人材育成に関してお金をかける傾向が強く、そのような職場であれば労働時の環境がよく、長く続けられる可能性が高まるためです。直接利益に関わらない人材確保に予算を回せるということは、経営の調子が良く、職員の待遇も良いことがほとんどであるため、自分でも思っている以上の求人を発見できるかもしれません。

保育士資格は保育園以外でも

「保育士」というと、勤務先は保育園のみなのでは、と思われる方がほとんどでしょう。しかし、そんなことはありません。学童保育、ベビーシッター、幼児向け教室のスタッフなど、保育士資格や経験を活かして働ける場は広がっています。

特に現在は、子どもにかける教育費用が高くなっている傾向があります。習い事に熱心な親御さんも増えており、子どもへ最高の教育を施したいと考えている方も多いです。保育士は子どもと接するプロですから、幼児向け教室を運営する企業の側も、スタッフとして保育士資格や経験を持つ人を探しています。資格や経験があることで、よりよい条件での転職が可能になるかもしれません。